どうも!
元雑草プロサッカー選手、現在雑草シンガポール駐在員のトムです。
先日からブログでご紹介の通り、シンガポール駐在員にも関わらず、現在は日本で入院中です。昨年10月にやってしまったACL(前十字靭帯)断裂をここまで引きずりやっと手術しました。先日のNews記事に「何故ドイツの選手のACL断裂後の復帰が早いのか?」という記事がありました。ケガ後3日以内にオペが行われるのに対して、日本の選手は約1週間かかるそうです。これが復帰に大きく影響するとか…
僕は半年かかりました。(笑)焦らず、地道にリハビリを繰り返して1年後にパワーアップしてサッカーができるように調整していきます。でも、手術は無事成功で、車いすから、松葉杖に成長し、現在は痛々しいサポーターから、軽いサポーターに成長しました。もう少し、入院生活を満喫します。
今日はそんな中で読んで1冊の紹介です。いや、はっきりお伝えしましょう!今日はステマ記事です。興味を持った方は是非書店へGO!です。必ずあなたの役に立つ1冊です。書店でも堂々の新刊コーナーに並び、平置きで並べられています!長ったらしい前置きはさておき紹介します。
ざっくり読むための見出し
次世代のマネージャーにオススメの1冊!【最高品質の会議術】
はじめに
「最高品質の会議術」の著者である前田鎌利さんとの出会いはシンガポールでした。「大人の社会科見学」という企画で開かれた「社外プレゼン術」という講師で来てくださったのが、前田鎌利さんです。非常に話がうまく、2時間が本当にあっという間に感じるくらい引き込まれて聞いていたのを覚えています。
前田さんは、元々ソフトバンクで孫社長のプレゼンなどを作成していた経歴があり、現在は書家や講師として活動をされている方です。この講演会ではその当時どのように考え、どのようにプレゼンを作成していたのかなどを話してくださいました。「プレゼンの背景には念い(おもい)がある」という言葉が印象的な講演でした。
そんな前田さんはこの時の「社外プレゼン術」は本として出版されています。また社外だけでなく「社内プレゼン術」もあります。実際にこの入院期間中に両方の本を読みましたが、非常にわかりやすく、すぐに実践できる内容が多く書かれています。そこでも重要なのは、「プレゼン者の念い」であることを言われています。
それほどまでに「念い」という言葉がキーワードでありますが、企業で言うところの「企業理念」がこれに当たります。私が働くフュービックも「理念」に基づいた経営が行われる「理念経営」の企業です。また、社内には多くのMTG(会議)が存在し、活発にコミュニケーションがとられています。
そういった意味ではソフトバンクであっても、フュービックであっても、その他の企業であっても会議のやり方に通ずるものはあるはずです。これからリーダーとなってチームを引っ張っていく人。引っ張っていきたいと願う人。そんな人は知っていて損のないお話です。なぜなら、日本を代表する企業ソフトバンクで圧倒的結果を出してきた前田さんが言ってることですから…
MTG(会議)ってどうやってやんの?
どの会社にもMTGや会議というものは存在すると思います。私が働くフュービックでも様々なMTGが存在します。朝礼や、終礼、個人MTG、店舗MTG、マネジメントMTG…etc。それらどれもが大切な意味を持ち、必要なことはよくわかっています。そして黒川社長もおっしゃっていますが、「日本人という特性上、MTGをしないで強固なチームは作れません」。ただこれはシンガポールにいる私の経験から言えば、日本のみならず世界共通事項ではないかと思います。
現在フュービックが運営するDr.ストレッチやコリフレッシュ、揉み処らくや、ヨガ部門などすべてを合わせれば100店舗近いお店が展開されています。この各店舗でMTGが行われているはずですが、このMTGの質は店長の質に頼るところがどうしても大きいです。これは私たちフュービックに限ったことではなく、多くの会社でも同じことが言えるのでは無いでしょうか。
つまりすべての現場の責任者がこれまでの自分の経験からMTGを取りまとめています。中にはこれまでの人生において1度もこういった経験をせずに今のポジションに就いた人もいるかもしれません。というか、MTGのやり方なんて習った人はいるのでしょうか?
私は教育大出身の為授業の1つで学級会議をどのように進めるかみたいな授業を受けた記憶がうっすらとありますが…。そんなもの今更役に立ちません。やっぱり学校と社会って違うなというのも感覚であります。
問題はこのMTGの質が非常に自店舗の結果、ひいては会社の業績に直結している重要なことであるという点です。私自身やり方がわからず、ずっと模索してきました。最初はひどいもので、だからたくさんの失敗も経験してきました。(店長としての2年間を振り返って)そして今でも模索しているからこそ「最高品質の会議術」に出会いました。
はっきり言って、MTGの仕方がわからんのです。このわからないことを認めることからスタートだと思います。見よう見まねでやるストレッチと私たちプロのストレッチトレーナーのストレッチ技術が違うのと一緒でMTGも違うはずです。MTGができないことを認めることから第一歩です。
何故MTG(会議)ができないのか?
最初に述べましたが、MTG(会議)ができない理由は「学んでいないから」です。
でもその前にどれだけMTG(会議)が重要かを理解していますか?というところから始まります。よく社内では「費用対効果」という言葉を聞きます。「費用対効果」とは、その費用をかけてどれだけの効果が得られるのか。ということです。ではMTGの費用対効果を考えた事がありますか?
それが本の中ではこのように書かれていました。
図1-1 会議にかかるコスト試算
平均年収500万円11人のチームで、週1回1時間、年間45回実施した場合は年間約248万円の費用が見積れます。(設備費等含む)
利益率20%の会社で年間会議コストを回収するには1238万円の売り上げが必要。引用:「最高品質の会議術」p-19
Dr.ストレッチのスタッフ人件費がここまで高くないにしても少なく見積もっても半分のコストはかかっていることがわかります。これが店長だけ、マネージャーだけとなってくればよりコストがかかることは明白です。このかけたコストを回収するだけの成果をこのMTGを行ったことで回収できなくてはならないのです。
これがわかるとMTGの質を見直そう、そして高めようとなりますよね。これが非常に重要だと思います。今フュービック内ではどんどん新しい制度や、研修が生まれて行っています。間違いなく会社は成長しています。でも完璧ではありません。それはこれまでも、そしてこれからも完璧になる事は無いでしょう。
でもその環境に常に疑問を持ち、誰かが疑問を唱え、新しい取り組みをし、先輩方がここまで作ってくださいました。その意見が通りやすい事がフュービックらしさのひとつであると思います。そして新卒を100人以上を迎えた今、新たなひずみや課題を抱えることは目に見えています。その環境をチャンスととらえるか。環境が整うまでただ待つか。文句を言うのか。それは自分次第です。
前田さんもはじめはできなくて、試行錯誤を繰り返し、徐々に作っていったと書いています、つまりあのソフトバンクでも会議の仕方を教えられるわけではないのです。それを教えてもらえないなんて文句言っても仕方ありません。だったら誰かがフュービックらしい成功体験を作ればいい。そんな風に思っています。そして私自身もその挑戦者の1人に変わりありません。
MTGを学ぶ環境はないんです。研修も存在していないんです。でも見本はたくさんいます。詫とトレーナーの朝礼も、橋口さんのMTGも、大策さんのレビューだって、黒川社長の基礎研修でのMTGの引っ張り方もすべてがヒントです。そこから揺るがない自分のスタイルを身に付けたいものです。
「最高品質の会議術」はヒントをもたらす
先に述べれば「最高品質の会議術」に書かれているものが答えではないです。なぜなら、前田さんも書かれていますが何事にも「企業理念」や「念い」という物が非常に大切です。それはプレゼンもしかり、MTGの節々にも現れてしかるべきものです。つまりこの最高品質の会議術が生まれた環境は「ソフトバンク」です。フュービックではありません。
だからすべてが、すべてそのままやればいいってものではないです。でも、やっぱり何も指標がない私にとってはものすごく参考になる内容でした!!新しい発見で、「生かそう」という物もあれば、「あ!これ黒川社長が言ってた」とか、「これはフュービックで言えばこれだな」とかいろんな点が線で結ばれたり、新しい点が増えたりしました。
たくさん #読書メモ でツイッターでつぶやいてしまいました。確かに僕の読書メモでもなんとなく概要がわかります。重要な部分はわかるかもしれません。でも理解できないし、ましてやそれを活用することはできないでしょう。だから、是非この本を実際に読んで、そして試してみて、また読んで、また試す。まさにMTGのPDCAを回すために活用してほしい!そんな1冊です。
・ブレスト会議はアイデア会議とQ&A会議で時間は30分、人数は7±2
・付箋でアイデア出し
・否定しない
・意見⇄対立、質問⇄回答
・会議後のフォロー
・役職の違いは役割の違い 人間としての価値に高低はない
・人ではなくコトに向き合う
→これ基礎研修で言われてるやつだ!第4章 #読書メモ
— Tom.Y@SG 駐在員(フュービック) (@tomsoccerbaka) 2018年4月15日
人の未来も、会社の未来を大きくするのも自分たち
フュービックの理念は「人の未来を大きくし、それを応援する会社」。でもそのフュービックを大きくするのは、次世代を担う私たちです。今回はMTGの本をたまたま読みました。そこで感じたことがありました。そこからまだまだ会社が良くなる兆しを垣間見ました。だからこうして発信し、私自身も実践していくつもりです。
でもこれはMTGにのみ当てはまる事ではありません。もっともっとたくさん会社が成長できるチャンスがあるはずです。悪いところを探すのではなく、どうしたらより「理想に近づくのか」そんなことをみんなで考えながら会社作りをしていきたいです。そういった視点で考えるスタッフが増えれば増えるほど、強くて魅力ある会社へと成長するはずです。
ここからシンガポールはまた新たなステージに突入します。日本の良さをたくさん学び、シンガポールでまた新たな見本も作り、世界のフュービックが協力して少しずつ大きくそして社会に必要とされる会社になっていければ幸せです。その一躍を担うのはまさに次世代の私たちの挑戦です。
「会議」を変えれば、「チーム」が変わる!
その為にオススメの1冊「最高品質の会議術」の紹介でした。今回は私の働くフュービックを元に書きましたが、フュービックに限らずどの会社の方でも活用可能です。是非手に取ってみてください!!
まとめ
本日は前田鎌利さんの「最高品質の会議術」を紹介しました。非常にためになる良書です。これからのリーダーに、今リーダーとして苦しんでいる人に読んで頂きたい1冊です。書店に行けばすぐに見つかります。私も読んだことをしっかりと実践していこうと思います。
今日は本の紹介でステマ記事となってしまいましたが、普段はブログを通して、シンガポールの観光地やおいしいカフェ情報はもちろん、こういった講演の感想や日々の学びも投稿していこうと思います。これからも読んで頂けたら幸いです。
またInstagramではリアルタイムでそういった写真も配信していますのでフォローお願いします。先日遂にフォローワー1000人になりました。2018年3,000人目標に頑張ります。(笑)
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そもそもこの記事を書いているトムってどんな人だよ?!という疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。そしたらなんとなくどんな人物かわかっていただけるかな?と思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。これからも是非こちらのブログにお立ち寄り頂き応援して頂けたら幸いです。少しでも、このブログを通して何か皆様にプラスの価値が提供できますように…
Tom Yoshida