どうも!
Dr.ストレッチ サンテック店店長のトムです。
休みの日はカフェでゆっくり本を読む時間が楽しみです。本といっても最近は専ら電子書籍ですが。
昨日は久しぶりに休みだったので、溜まっていた読みたかった本を読み終えました。
今日はそこで学んだ事の話です。

川淵三郎著 【独裁力】

今回読んだ本はこちら!
川淵三郎著
『独裁力』
こちらの著者!「なんか聞いたことあるな〜」と言う人もいるのではないでしょうか?
ウィキペディアで調べると、
川淵 三郎(かわぶち さぶろう、1936年12月3日 – )は、日本の元サッカー選手、元日本代表監督、Jリーグ初代チェアマンを経て、第10代日本サッカー協会(JFA)会長を務めた。現在は、公立大学法人首都大学東京理事長。JFA会長は、それまで無給だったが、川淵の代から有給となった(推定3000万円)[1]。会長退任後は日本サッカー協会名誉会長を経て、2012年6月より日本サッカー協会最高顧問である。日本トップリーグ連携機構代表理事会長[2]。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会評議員[3]。国際バスケットボール連盟JAPAN 2024 TASKFORCEチェアマン[4]。日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザー[5]。実業界では、古河グループの古河産業の取締役を務めた。公式な愛称は「キャプテン」、渾名は「サブ」。家族は妻と2女の4人家族。2009年、秋の叙勲で旭日重光章を受章した。

と書かれています。

つまり、元サッカー協会の会長で、バスケットボール協会の会長をした人です。

僕自身サッカー協会時代やバスケットボール協会立ち上げの時に何度かテレビでも見て、顔は知っていたのですがどんな人物かは知りませんでした。

この本を読んだ経緯

本のタイトルから想像するとボトムアップではなくトップダウンで、リードではなくボスマネジメントを想像させるタイトルです。

僕が働くフュービックでは、それは、ダメだと言う方針のもと会社が運営されています。

それについては詳しくはこちらのページをご覧ください。

Tom’s Life@Singapore

 

いつもは近い系統やそれに沿った内容の本を多く読んでいるのですが、先日お客様であるある企業の社長さんにこの本をお勧めされました

いつも沢山の経験をお伝え下さる方で、「こんな大人になりたいな」と思う大尊敬のお客様です。

その方とは京セラの社長稲盛さんの話で盛り上がった過去があり、

そんな人が勧めてくる本が遠く離れてはいないのだろうと思い、早速ネットで購入した次第です。

スポーツも、ビジネスの世界も変わらない

あの社長さんが僕に伝えたかったことが何となくわかった気がします。

何をするにも1番大切な事は、【理念】である。

 

いろんな川淵さんの経験を通してこの理念の大切さが解かれた本でした。

アジアの弱小国だった日本サッカー界をどのようにまとめあげ今の人気まで押し上げたのか。

 

プロがなく、2つの組織がいがみ合っていたバスケットボール界をどのように1つにまとめプロリーグへと発展させたのか。

 

その実体験を通して大切にしてきた【理念】の大切さを教えてくれる本でした。

 

これは僕らの会社も変わらないです。

何のためにと言うここがわからなくなってしまったら僕らは何の企業で働いているのかわからなくなってしまう。

 

 

理念なきクラブに存在価値はない(p-118)

 

 

衝撃の言葉でした。

 

ただ、後のどのように組織を統合したのか、組織というものをそもそも作ったのか。そういうことが事細かに書かれていました。しかし、今の僕にはまだまだチンプンカンプンでそのレベルに達していないのだなと感じました。

 

自分が知らないと、いい話をしてもらってもその価値が十分に得られない。

もっともっと僕自身が成長しなければいけないと感じました。

その他気になった文章をまとめてみた

大切なのは、高い目標を掲げることだ。(p-48)

「怒りがすべてのエネルギーだ」(p-53)

アマチュアの企業スポーツではファンを拡大するの限界があるし、そこに携わる者も選手も、仕事とスポーツを両立することで甘えも弱さも出てくる。

明確に線が引かれた逃げ場のない道を作ること。そして、自己完結型で成果分配型の「プロ」でなければ、独立性が生まれず、そのスポーツは発展していかない。(p-61)

「不易流行」

「不易」とは決して揺らぐことのないものを指す。

Jリーグにおける「不易」が、この理念だ。ここは決して譲れないところだった。(p-67)

日本は横並びの社会。前例を作ることが大事だ。(p-105)

ビジネスではお客さんをつなぎとめておくために、最初に設定したハードルを下げてしまいがちだ。しかし、ときにはギリギリまで踏ん張ることも大切だと思っている。(p-107)

チマチマと足元ばかり見ていて、その狭い範囲の中だけで大きくなろうとしていた。しかし、それでは限界があった。

その考えを根本的に変える。

もっと上に上がるんだ、目指すべきところはもっと高いところなんだと。(p-111)

 

僕には、その場しのぎで適当にやって、ダメならダメでしょうがないという中途半端な気持ちは一切なかった。血圧が200を超えることも度々あったが、それくらい身を挺して取り組んだ。(p-151)

重要なことに取り掛かる際、なすべきことが大きければ大きいほど、強い後ろ盾があるのとないのとでは推進力が全く違ってくるものなのだ。(p-163)

「人間は本来闘争本能を持って生まれてくる。だから戦争が起きてしまう。それをスポーツに置き換えることで平和につながる。今ほどスポーツが大事なときはない。だから川淵さんを応援したいんです。」(p-178)

リーダーは育てるものではなく、育つものだと思っている。そもそもリーダーを育てるなんて、おこがましいと思うのだ。(p-290)

「上司は、辛い話こそ面と向かって誠意を持って伝えなければならない。」(p-260)

まずは、崇高な理想と高い志を持っていること。そして、理想とする目標を成し遂げるための「胆識」を備えていなければならない。(p-323)

まず大切なのは、明確な目的意識と高い志、日本人としてのアイデンティティと知性、教養を兼ね備えていることだ。(p-371)

まとめ

自分が熱中するもので人生の大半を学ぶ。

僕にとってはそれがサッカーだったのだろう。

 

やっぱりサッカーって素晴らしい。

また仲間とピッチに立ちたいな。

 

そんな事を思いながら、フィジオテラピーの電気治療を受けながら書いてるブログです。

 

是非気になった方こちらの本を読んでみてください^^

その他読んだ本

Tom’s Life@Singapore

Tom Yoshida

 

 

 

 

 

 

 

2 件のコメント

  • 最近、Tomさんが紹介してくださる書籍、楽しみにしています。川淵三郎さんの「独裁力」前から気にはなっていたのですが、電子書籍になったのをTomさんのblogで知り、読んでみました。Jリーグのチームは、資本金が10億円に満たないので、選手の育成、補強等にまだまだ課題がある。Bリーグは、紆余曲折あって、ようやくスタートした。安倍首相が、かつて「日本をやり直しがきく社会にする」即ち「終身雇用」を打破し、欧米型にしていくという大改革を打ち出した。会社の中でも、「働き方の多様化」「多様化な人材の登用」がお題目としては唱えられ、人事考課の仕組みを大きく変えつつある。この大きな変革も、プロリーグの育成には必要な要素なのだと思う。私は、幼稚園から中学校迄を静岡で過ごした。本当にサッカーが盛んなところ。「清水エスパルス」のようなチームが冠の独占企業は持たないが、街ぐるみで育てていくチーム。「川崎フロンターレ」もそのようなチーム。「横浜フリューゲルス」だって、一旦はチームはつぶれたものの、草の根的に存続している。このようなチームの黒字経営定着し、自己資金でチームを運営していけるようになるには、道のりは遠い気はするが、サッカー好きの人間として、役に立ちたいものだと日頃から感じている。私の担当トレーナーは「ボールがあればサッカーはできる」という。その通りだ。そんな仲間とまたピッチでプレーしたいなって思っています。

    • 今もまた読んでいるので読み終わりましたらまた紹介させていただきます。
      僕は全くこのできたばかりの事がわからず読んでて非常に勉強になりました。でも確かに、サッカーはボールがあればどこでもできる。間違いないと思います。
      僕も早くサッカーに復帰したいです。

  • ABOUTこの記事をかいた人

    元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
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