イノベーション・オブ・ライフ~ハーバードを旅立つ君へ~

今日も最近読んだ本について書きます。ただちょっと書き方を変えてみようと思います。(笑)
未だ読書ログの良い書き方が見つかっておりません。
でも、あくまでも自分へのメモではありますので、悪しからず。

ただ、まず結論から!
この本はめっちゃいい本でした。人生という自分の人生に対する考え方。そして人生において多くの時間を費やすであろう仕事でも生かせる内容が多く書かれた本でした。

シンガポールで出会ったサッカー仲間の尊敬するめちゃくちゃ仕事の出来る先輩からのおすすめの本。
読み進める中で、ひたすらKindleでハイライトしてました。それくらい僕のおすすめ本です。その中身の一部を掻い摘んで紹介します。

どう考えるべきか

やっぱりそうだよな!!と思ったことがこれですね。

他のブログでも書いてきましたし、会社のスタッフ向けの社内研修でも言い続けています。そして研修で言い続ける中で、自分にも言い聞かせています。

「どう考えるべきか」

色んな本や、経営者の方、様々なジャンルの本でもかなり言われています。まずは「考え方」。
これが見つめ直され、改善されなければ、一向に成長・幸せ・成功を手に入れることはできません。

つまり、「良質な考え方」は、何を行うのか以上に重要なのです!

サッカーでの経験余談

高校時代の監督にも同じようなことを言われ続けていました。
「何をするにも大切なのは『心・技・体』。その中で心は何よりも大切である。」

この考えは今でも非常に生きています。でも、あの時は本当に監督が怖かったし、ビビってたし、「何が心だよ。」なんて思った気持ちも心にありながらサッカーしてました。だから伸びなかったんだろうなと、今だから思います。

でもちょっと断線しますが、この時先生からは「心・技・体」の順に大切だと言われてた気がします。いや、僕はそう解釈していました。でも今先生にこういわれたら、少しはただの反抗ではなく議論ができる気がします。

今更監督に物申す

優先順位で言えば、心・体・技ではないかと今の僕は思います。
確かにサッカーをする上で、この言葉の通り技=技術、体=体力と読み解いたら、技術が非常に大切な事は認めます。しかし、「体」には体力だけでなく、パフォーマンスを最大限発揮するための多くの要素を含みます。

トレーナーとしての僕の考えや、「パフォーマンスピラミッド」でも言われているように、土台に来るものは技術ではなくモビリティやスタビリティと言った機能的な動作が行えることが土台に来ると思います。そしてそれを次にはただしくコントロールできる必要などがピラミッドの土台には来るでしょう。

「特異なスキル=技術=技」は、ピラミッドの頂点であると考えます。長い目で選手の事を考え育成し、ケガのない選手生活を続けるのであれば、優先順位はこのように変わるような気がします。

ただ、このパフォーマンスピラミッドにはありませんが、この根底にあるのが「良質な考え方」がそもそも根底に来るのでしょう。パフォーマンス根性にしても、正しいリハビリにしても、ケガの予防にしてもいい考え方なくいい結果はあり得ません。

そんなことを改めて、この本の「どう考えるべきか」を読み感じました。(またサッカーに脱線しました。)

満足と不満足は対極に位置しない。

よく「成功の反対は、失敗ではない。挑戦しなかったことである。」という言葉は聞いたことがありますよね。でもこの「満足と不満足は対極に位置しない」これも非常に腑に落ちました。

すごくシンプルに言ってしまえば、

満足の反対は不満足ではなく、満足ではない。不満足の反対は、不満足でない。

ということである。

バイトや仕事や家庭など様々な環境で生活する中で、多かれ少なかれ「不満足」という感情を持って生活していると思います。いや、不満足の全くない人なんていないと断定できます。

毎日楽しく働いていますし、会社も今の仕事も仲間も好きです。でも不満はないのか?と問われたら、ありますよ。それが普通です。この中で折り合いをつけながらみんな生活しているのだと思います。

では、この「不満」が仮に取り除かれたとしたら、それは「満足」な環境になるのでしょうか。
それがこの本では、そうはならない!と言われているわけです。興味深いですよね。どうも、満足度を満たすための指標と、不満足度を満たすための指標は全く違う指標を持ち、評価されてるとの事らしいです。

つまり、「給与が少ない」という不満を多くの従業員が抱えている会社があったとして、仮に給与を上げたとしても、「不満ではない」になるだけで、「満足」にはならない。この満足度を満たすのは、やりがいであったり、社会の貢献度などである。

僕個人としては、「満足」と「不満足」という言葉のチョイスがここで正しいのか?という疑問を持ちました。(笑)
でも英語で書かれた本を日本語訳したものを読んでいますし、そこに書かれたニュアンスまではうまく読み取れていいないので、それは良いとして置いときます。

その物事の対局は何か

僕がここで非常に面白い!と思ったのは「満足⇔不満足ではない」ということではなく、自分が対局にあると思っているものが、実は対をなしていない。という考え方です。

これは非常に多くの場面で自分の行動を改めたり、一歩を踏み出す勇気をくれたりする非常に大切な視点だと僕は思っています。最初に取り上げた、成功の反対もそうです。

視点が変わると見え方が大きく変わります。
見え方が変わるということは、それに対する考え方も変わります。
アクションが変わります。

このように、一つの物事を多面的に見ることが大切だ。なんていわれる中で、対局の存在を考えることは1ついい方法ではないかと思います。

失敗する幅を持たせる

最後の1つは「失敗することも計画に入れる」ということです。
どうしても私たちは新しい計画を立てたり、未来にワクワクしたりする中で、物事を前向きに考えます。もちろん、そういった希望があって新しいことに取り組みます。

始める前から、「うまくいくかな~」なんて考えていることは実際にやってみてうまくいきっこありません。だって、世の中のほとんどのビジネスや挑戦は、できると自信満々に挑んだにも関わらず多くが残念ながら成就することなく夢半ばで散っていくのですから…。

このようにうまくいくと思っていても、計画通りにいかないことがほとんどです。それがむしろ普通なのです。では重要なのは、この計画通りにいかない事、それでも軌道修正ができる余地を持たせることが非常に重要ということです。何度も何度も入念なシミュレーションの中で、失敗も組み込むでしょう。しかし、それを超えて、計画外の事が起こりうるのです。

今「失敗の本質」という本を読んでいます。そこにもこういったことがかかれていました。それについてはまた後日紹介しようと思います。でも多くの成功している経営者も言っています。OWNDAYSの田中社長も「失敗は科学」と表現していました。

失敗を想定する。計画外を想定しすぎてもし過ぎはありません。それでも実行するときは自信を持って実行する。そして、訪れる予期せぬ事態に対処できる余白を持ち続けることが非常に重要なのです。

コロナによる大打撃

これもまさに不測の事態の1つです。
誰一人こんな大事になる事を想定してはいなかったでしょう。僕も想定することができていませんでした。だから、実際に怒ってみて非常に慌てました。寝れない日もありました。

でもこれは本当にいい勉強になりました。世の中本当にいつこういったことが起こるかわからないのです。想定はできなくても、想定をする努力はしなくてはいけません。

そして、出会った時にどう対応するのかは改めて重要だなと感じました。今回の僕の取組みが吉と凶と出るかは半年を待たずに出ると思います。プラスに変えられるように頑張ります。

まとめ

この本から学んだことは非常に多くあります。別にまとめてありますが、ここでは特に僕のこれまでの経験からも非常に大切だなと思い、共感した内容を書かせて頂きました。改めてその内容をまとめると、

  • 何よりもまずは良質な考え方
  • 物事の対にある者が何かを考えることで視野が広がる
  • 不測の事態を想定した上で、自身を持って実行するが、余白は必要

以上です。

興味を持った方は是非読んでみてください!!

これからも読んだ本の中で学んだこと、実体験と合わせて共感したことをこうして残していきたいと思います。
1人でも誰かのプラスになれば幸いです。

トム

ABOUTこの記事をかいた人

元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
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