どうも!トムです。
今日の朝は研修所に行ってきました!!
このコロナ禍ですが、新たなスタッフを採用したのであいさつに行ってきました。

何人か日本語がちょっとしゃべれるスタッフもいるようです。
今回から新しい取り組みもあり、その様子も見学してきました。
どんな感じで研修を終えるかが非常に楽しみです。

さて本日は先日も書きました「自己認識」についての本の先をまたまとめて行こうと思います!
また読み終わったら全体ではまとめますが、興味があれば読んでください。

【本ログ】世界は「自分」を中心に回っていない

何故「自分」を知ることができないのか

以前のブログ【本ログ】あなたは「あなたを知らない」 でまとめたが、「自分」の事を正しく知る「自己認識」は非常に大切な事であるとこの本には書かれています。上記のブログに何故大切なのかも含めてまとめてあります。
しかし「自分を知る」というのは非常に難しい事です。

何故なら自分の目で「自分」を見ることができないからです。
しかし多くの人は「自分」を知った気になり、その気持ちで行動を無意識のうちにしています。偉そうにこうして書いている僕もこの本を読みながら、「こういう瞬間あるな~」と思いながら読んでいました。

今日は「何故自己認識が難しいのか!」のかという「自己認識」を行う上での障壁をまとめます。
これらを理解することが「自己認識」の一歩になるはずです。

平均以上効果

これは別の本でも読んだことがあります。記憶が曖昧ですが、「行動経済学」関連の本だったのではないかと思います。その中にも書かれていたのがこの「平均以上効果」という物です。

自分が位置している場所と、位置していると思う場所は一致していない。
自分の事を客観的な事実以上に賢く、面白く、細く、見た目が良く、社交的で、運動神経が良く、優れているとみなすこそ。

簡単に言えばこのような状態の事を指します。
この本の著者はよく「マネージャーの50%は役に立たない」という話を引き合いに出すと言っています。

本を読んでいる僕らはこれを客観的に理解することができます。
例えば100人の店長が居たとして、相対評価で考えてみれば50%は平均以下となるわけです。つまり、どんな組織においても相対的に見れば50%は役に立たないと言い切れます。

しかしこの状況においてほぼすべての当事者が「自分は平均以上だ」と認識している。
このような「自分は他の人と比べると、平均以上である」という自己評価を課題に捉える事を「平均以上効果」と言います。

特にこのような効果は年配で経験豊富になるほどにGapは大きくなる傾向にあるようです。
何故このようなことが起こってしまうのか?

4つの原因

  1. 上級職の仕事程、評価基準や成功の定義などが抽象的
  2. 率直なフィーバックは減少
  3. 社内政治的要因
  4. 思い込みで得を得る

このような原因が考えられます。

Tom
本に書かれていたわけではありませんが、以上の事から早い段階から「自己認識」ということを知り、自分と認識のGapを知ることをしていく必要があるように感じます。遅くなれば遅くなるほどにGapから目を背けたくなりそうです。

自分教というカルト

そして「自分」を知る最初のステップは「世界は自分を中心に回っていない」ということを知ることです。
しかしそれを邪魔する障壁こそが「自分は世界で唯一無二で、特別で、周りよりも優れている」と思い込む、自分教というカルトです。

「私はそんな宗教持っていない!」という声が聞こえてきそうです。
残念なことに多くの人が所属しているのでしょう。
そしてこの宗教と強く関係しているのが、「自尊心」です。

マズローの「欲求のピラミッド」によると人間の欲求というのは5段階のピラミッドのように構成されています。
「生理的欲求」・「安全欲求」・「社会的欲求」・「尊厳欲求」・「自己実現欲求」の順に構成され、下層の欲求が満たされると、上層の欲求を求めると言われています。

この頂点にある「自己実現欲求」は非常に難しいです。
この下の階層にある「尊厳欲求」は考え方を転換できると満たすことができます。
「人は最高で特別になる為に必要なことは、最高で特別だと思い込うこと」このように考え方を転換することで満たすことができます。

そしてこのようなことが世界的にも広まり、多くの機会で「自尊心」を傷つけず、認め褒めることが人の成長には大切であると言われるようになりました。これによって、「自分」を高く見積もりすぎるようになってしまったのです。
このような人は往々にして、打たれ弱く、人からのアドバイスを「責められている」や「否定されている」と捉える傾向があります。

自分に必要なのは「自分は唯一無二の存在である」という自尊ではなく、「ありのままの自分を受け入れる」という自己認識なのです。それが例え、好ましいことでなくても「自分を知る」ことが大切なのです。
このように「自分は唯一無二の存在で、特別で、人よりも優れている」というまさにバラ色メガネを付け続けていると、周りが見えなくなるだけでなく、自分自身の本来の姿さえも見失ってしまいます。

世の中を生き抜くうえでは時に、バラ色メガネをつけてでも乗り越えなければいけない瞬間も存在します。
しかし基本的には自分の目でしっかりと「自分」を見つめなくてはいけません。

ここから先はこれを読んでの僕の実体験と考えです。

Tom
このような現象に陥りやすい場所が2つあります。

  1. SNS
  2. 就活

SNSの中では、全然大したことしてないような人たちが虚勢を張り、あたかも「自分は特別だ」というように振る舞っている投稿をよく見ます。しかし実体験が伴っている人は非常に少なく、いいことっぽいことが並べられています。
ある意味ではブランディングが非常にうまいのかもしれませんが、非常に薄っぺらい自分に何枚も「自尊」の服を着せているような人を見受けます。
別にそれが悪いという話ではなく、今ここで学んでいる「自己認識」を正しくするという道からは遠のいてしまうような気がします。

また同じようなのが「就活」です。
これはかなり昔の記憶になりますが、僕自身も今思えばまさに陥っていたように思います。
受かりたいがために「自分」を作り、面接に挑んでいました。
そしてそれを繰り返すうちに少しずつ「自分」を見失ってしまい、最後には結局何が本当の自分かわからなくなってしまう。そんな就活生も少なくないのではないでしょうか。

【本ログ】あなたは「あなたを知らない」

こちらのブログで「自己認識」がいかに大切で、どのようなプラスをもたらすのかをまとめました。
しかし、このブログで書いたように決してその道のりは簡単ではありません。ただ嬉しいことに「自己認識」はスキルであるため伸ばすことが可能です。

このスキルを伸ばすためにもう少し詳しく「自己認識」を理解していきたいと思います。

 

本日は以上です。
最後までありがとうございました。

Tom

ABOUTこの記事をかいた人

元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
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