どうも!トムです。
本日は最近読んだ「本ログ」を書こうと思います。

「仕事の説明書」~定義できないものは改善できない~

今回の本はたまたまAmazonで他の本を買った際に、「この本を買った人はこんな本も買ってます」というおすすめに出てきて気になったのでポチっとしました。
そして他の本を一通り読み終わってしまったので、流し読むつもりで読み始めたのですが想像以上に面白くて沢山メモを取っていました。

今日はその中からいくつかのポイントを切り取って、僕の意見と共に紹介したいと思います。
毎回本ログではお伝えしていますが、ここには僕の解釈が盛り込まれているので、気になった人は実際に読んでみてください。

仕事とは何か?

まずこのタイトルでも載せましたが、「定義できないものは改善できない」と筆者は言っています。
そのベースになったのが、ウィリアム・エドワーズ・デミングの言葉です。

定義できないものは、管理できない。
管理できないものは、測定できない。
測定できないものは、改善できない。

このように書かれているように、この本の中では仕事の中で出会う様々な出来事や事象を定義づけを行っています。
その中で冒頭で「仕事とは問題解決である」と定義づけしていました。

人によっては、仕事には夢や目標があり取り組んでいる人。
逆に苦痛や悩みばかりで、単なる労働となっている人。
それぞれが「仕事」という言葉を様々な捉え方をしていると思います。

しかし、この本の定義である「仕事とは問題解決である」は僕の中では正しいのではないかと思います。
僕がシンガポールで行っている店長研修で店長たちには、
「仕事とは”助け合い”の延長線上にある」と伝えています。

昔、すべての人がその日暮らしで狩りをして暮らしていた時代。
全てはその日を生き残るために1日の時間が費やされていきました。
そこから少しずつ役割が分かれ、通貨が現れ、現代のような社会を形成した。

大変おおざっぱですが、このような歴史の流れを見てみるとこの中で仕事とというのは、世の中の人々の生活がより便利になる為に発達してきた「人と人との助け合い」そのものです。
全員がこの「助け合いの輪」に加わることをやめてしまうと、人は大昔のようなその日生きる生活をしなくてはならなくなってしまいます。

この助け合いの中で起こる様々な課題。
これらを解決することが仕事であるのだと思います。

ただ「仕事とは問題解決である。」と言われると、確かに納得感はありますが、どこか「冷たい」印象を受けます。
それを「仕事とは助け合いの延長である。」と言われると、「え?なんで。」と興味が出ますし、そこに温かみを感じます。
だから僕はこの言葉を聞いた日から「仕事とは助け合いの延長である。」という表現を使うようになりました。

定義するために必要な2つの事

この本の中で様々な定義が出てきました。
それは実際に読み理解を進めて頂けたらいいと思います。ただ、大切な事は自ら「定義をする」ということです。
そのために必要な考え方が書かれていたので、今後の自分にも生かせそうだと感じたのでメモがてら残しておきます。

アナロジー思考

物事の構造を抽象化し、
過去の経験から類似性を見出し、
相手が理解する内容に置き換える

能力の事を「アナロジー思考」というようです。
これはまさに周りにいる「たとえ話がうまい人」の事を言います。

僕の中でぱっと出てくるのが黒川社長です。
いつお話をしてもこのたとえ話が非常にうまくわかりやすいなと思って話を聞いています。

これが物事を定義づけするためには非常に重要になる能力です。

解像度を上げる

そしてアナロジー思考を用いて表現をする。
その上で重要なことが「解像度を上げる」ということことです。

これはずばり何かというと「物事を「言語化」「数値化」しましょう」ということです。
いくらたとえ話がうまくてもそれが非常に抽象的な表現だと、それが正しく相手に伝わったのかどうかは分かりません。
そこでそれらの内容をより具体的にするために「言語化」「数値化」が非常に大切です。

モチベーションってなに?

最後はモチベーションの話です。
この本の中では「与えられるものではなく奪われるもの」と定義づけされていました。
しかし、これに関しては僕は別の意見を持っています。

それは「モチベーションは存在しない」ということです。
これも店長研修で店長たちには話をしています。基礎研修でも話をされていますね。
それは何故かを簡単に言うと…

気分が上がった。やる気に満ち溢れている。
こんな状態を「モチベーションが高い」と表現されます。
反対に、
気分が暗かったり。やる気がない状態。
これを「モチベーションが低い」と表現されるのでしょう。

しかし、1つの物事をどう捉えるか。つまり物事の「考え方」でモチベーションは高くも低くもなるということです。
どのように「捉え」それをどのように「考える」かで、その物事へ対する「感情」は変わってきます。

だから、モチベーションが奪われているのではなく、「奪われてしまう自分の考え方」があり、そのようになってしまう環境があるのだと思います。
いくら素晴らしい環境を整えたところで、人の「考え方」が変わらなければ意味がないと思います。

もちろん。
その上で、ゲーム性のようなもっとやりたくなるような仕組み作りは大切であると思います。
両面での成長を目指していきたいです。

今日も最後までありがとうございました。

Tom

 

ABOUTこの記事をかいた人

元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
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