マーケティングとは「組織革命」である

著:森岡 毅

どうも、こんにちは。
このブログに頻繁に来てくださる方、たまたま辿り着いた方。

ご覧いただきありがとうございます。

 

今日は【本ログ】ということで、私が最近読んだ本の記録として残しています。

基本的には、要約や感想というよりも、そもそもなぜこの本を手に取ったのか。最近どんな考えや悩みを抱えていたのかなど、前提を簡単に「はじめに」で書いています。

そして次に「本題」として、この本を読み考えた事や思い出したこと、などを1200~1500文字程度で書いています。それはもしかしたら、本のたった一言を受けて書くこともあれば、1冊を通しての事もあります。

最後に「終わりに」では、メッセージや本題で書ききれなかったことをつけ加えています。

 

気ままに書いていきますので、気になった人は是非本を手に取って読んで頂けたら幸いです。本は多くのきっかけを人生にもたらしてくれます。このブログも、読んでくださる方の小さなきっかけになれたら嬉しいです。

ではさっそく内容に入っていきましょう。本日の本は森岡毅さんの『マーケティングとは「組織革命」である』です。

はじめに

私の事を直接知っている方はご存知かと思いますが、私は現在シンガポールで約70人ほどの会社の社長として、日本人だけでなくシンガポール人、マレーシア人、台湾人の方々と一緒に働いています。もっと小さかった頃は、毎日必ずスタッフと会うことができるので、それほど大きな悩みを抱えることはそれほどありません。むしろ問題があっても直接解決にすぐに行けます。しかし、人が増えてくるとそうもいきません。

これまで抱えていなかった課題が出てきたり、見えなかった問題が顕在化してきました。ここからさらに大きく成長する為にも、本社の黒川社長からも「ここが肝だよ」と釘を刺されておりました。こういったサポートしてくださる方のアドバイスも頂きながらも、気になっていた「マーケティング」と「組織革命」というキーワードに惹かれ、切磋琢磨する仲間からおすすめされてこの本を手に取りました。

「言葉の前提条件の違い」

巷でよく耳にする言葉「マーケティング」。多くの本も出版され、話題にも上がる。私自身、何冊か本を手に取り、多少なりとも勉強していた。そして今回もこうしてキーワードに惹かれてこの本も手に取った次第である。しかし、フュービック(私が働く会社)では、ほとんどこの言葉を耳にすることはない。この本を読んで以前倉川社長がチラッと私に言った言葉が頭を過ぎった。「マーケティングなんて言葉は広すぎるし、理解して使ってる奴なんて少ない。」確かこんなニュアンスだった気がする。

その意味がこの本を読んで多少なりとも理解できた気がする。そして、「マーケティング」と、より使いにくくなった気もする。なぜなら、非常に広い。この本に書かれていた言葉を引用させて頂けば、

「経営資源を消費者のプレファレンスに集中するその能力、消費者プレファレンスを読み解いて会社を勝つ確率が高い焦点い集中させるその働きを、私は「マーケティング」と呼んでいます。

これを読む限りでも、どうもこれまで考えてきたマーケティングよりも広義ではありそうだ。決して私は「では一体マーケティングとは何なのか」ということをここで問いたいのではない。ただ、マーケティングを含むこういった最近当たり前のように周りで耳にするような言葉は、話をする者同士でも理解に相違起こっていることは間違いないだろう。

普段を会話をするときに「私が考えるマーケティングと…」なんていちいち前置きをして話をしている人などほとんどいないだろう。つまり多くの人が自分の理解の範囲において、その言葉を理解し、使用しているはずである。その前提理解度にずれがあれば、本来そこで議論したい内容が適切に解決に向かうのは非常に難しいように思う。そういった、意味も含めて考えると黒川社長の発言が少し飲み込めた気がする。

先日書いた養老さんの動画を見てのブログもそうであったが、うまく消化できない言葉はどうしても頭に残っている。そしてその時にそのことを必死に考えても、なかなか理解することはできない。しかし、こうやって少しずつ時間が経ち、様々な経験をした時に、やっと気づくなんてことがよくある。母親からの言葉なんて言うのが最たる例だ。そしてそれが教育ということなのかもしれない。今は分からずとも、いつかわかると信じて伝える。しかし、それは非常に労力のいる事である。

終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
いつも通り、ほんとはほとんど関係なく、この本を読んで私が考えた事や、そこから頭を過ぎったことなどを自由に書かせて頂きました。ただ、この本の中では非常に多くの事例を詳しく取り上げ、そしてどのように組織改革を行っていくべきなのか。ということがわかりやすく書かれています。

しかし、私個人的な見解としましては、こういう改革の仕方がうまくいく企業もあれば、そうでない企業も(私たちのように)あるだろうと思いながら読み進めました。しかし、自分たちのやり方だけが正解ではなく、選択肢として全く違う方法も持っておくというのは非常に大事であるなと感じました。是非気になった方は手に取ってみてください。

Kindleが手に入り、非常に本を読むのが快適です。これからも「本ログ」も更新していきます。一応読んだ中でのおすすめや考えることが多かった本を紹介しています。

Tom

ABOUTこの記事をかいた人

元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
»Tomの詳しいプロフィールはこちらから!
»TomのFacebookはこちらから!