Airbnb Story

著:リー・ギャラガー・訳:関 美和

はじめに

ナイキが出した「SHOE DOG-靴にすべてを。」や、マクドナルド創業者であるレイ・クロックの「成功はゴミ箱の中に」、OWNDAYSの田中社長の「破天荒フェニックス」など会社やサービスを作り上げたビジネスのストーリー本として今回これを手にした。こういった類の本は、「仕事を頑張ろう!!!」という気持ちにさせるが、真似をするとかそういう次元の話ではないことがほとんどで、ドラマを見たような気になるが、得るものとしてはあまり多くないと個人的には思っている。でも毎回期待してしまう。「何かヒントは転がってないか!」とそして毎回読み終わって思う。「あー!俺も仕事頑張ろう!」と…。

「お前は今、諦めるのか?」

大概こういう本を手に取るのは、悩み・苦しんでいる時である。何か成功者の本の中にヒントが転がっていないかと探し回っていることが多い。しかし、ほとんどは不発に終わる。問題は目の前の現実世界で起きているにも関わらず、本の中に助けを求めたって答えはくれない。マイナスの状態の時こそ、社内や身近なところに目を向けるべきなのではないかとこれまでの経験ではなんとなく感じている。

でも今回もそうであるが、苦しい時はついつい手に取ってしまう。そして、華々しい成功ストーリーを読み、今自分のいる現実との差に愕然とする。そしてあまりにも、自分のちっぽけさを感じる。なぜなら、今自分が抱えているよりもはるかに大きな課題に、幾度となくぶつかり、砕けそうになり、それでも乗り越え続けて今を築いてきた男の中の男の話ばかりだ。

本に残る成功者に苦労なく成功したものなどいない。必ず全員が大きな壁に幾度となくぶつかり、阻まれ、死にそうになりながら乗り越えてきている。その苦しい時でも物語の主人公らしく立ち振る舞い、すべてを乗り越えてきたから本になり、こんなにもまぶしく輝いているのだ。そして彼らは私たちに問う「本当にそこで辞めるのか?」。この類の本を読み終えるといつもこんな感情になる。

Airbnbも今のコロナのダメージを世界各国でもろに受けているはずである。それでも3人の共同創業者は主人公らしい振る舞いで乗り越えているのだろう。逃げるのは簡単だし、不平不満を言って環境のせいにするのは誰にだって出来る。でも、「お前はどう生きるのだ?」と今回も3人に問われた。

終わりに

今回はほとんど本の感想ではなく、私がこういった本を手に取り、何を感じているのかということを書きました。今もまさに前に前に進んでいる会社がどうやってできたのか。どんな経営者なのか。気になった方は是非手に取って読んでみてください。もしかしたら、何か今の自分への気づきがあるかもしれません。

 

気になったフレーズ(抜粋)

  • プロダクト・マーケットフィット
本来の潜在顧客がたくさん存在する優良市場を見つけ、同時にその市場を満足させられるプロダクトを生み出したことが証明できれば、プロダクト・マーケットフィットに達したと判断する。これがスタートアップにとっての存在意義。
  • 「タダで成長できる方法」を見出す力が重要
  • 危機の時なコンセンサスで決定しない
「危機の時コンセンサスで決めると、中途半端な決定になる。それはたいてい最悪の決断だ。危機の時には右か左かに決めるべきなんだ」
  • 理想的な人は自分を環境に合わせる。理性のない人は環境を自分に合わせる。それゆえ、すべての進捗は理性のない人にかかっている。
  • 学び
学んだ事は共有する。強烈な集中力がチェスキーの最高のカギである。

ABOUTこの記事をかいた人

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