そこに未来がある
自分の心がそうせよと叫ぶなら、
ひるむことなく、すぐに従うべきだと思います。
(引用:覚悟の磨き方 著者:吉田松陰 訳:池田貴将 P-034 )
僕もまさにそうだと思う。でも結構それが難しいとも感じる。「心からそうせよと叫ぶ」それってどんな現象なんだ。ただ、やりたいとか、行ってみたいとか、そういった類の感情とは全く違う物なのか。よく僕にはわからない。だからそんな魂が震えるくらいの心からの叫びを感じたのなら、ひるむなくやるべきだ。
これはもしかしたら、一種の嗅覚のようなものなのかもしれない。たまにサッカーの試合の中であった。セオリー通りであれば、絶対に突っ込んではいけない。普段なら突っ込まない場面で、心が叫ぶ「行け!」案外そういう時はうまくいったりする。
でもそれは理屈ではない。これまで、何万回とやってきた経験値から体が導き出した、答えだ。そしてそれも決して万能ではない。時に、判断を誤る。心の声に従って、セオリーから外れた行動をして起こしたミスは大概、取り返しのつかない大きなミスへと繋がる。サッカーで言えば失点だ。
しかし、間違いなく「そこに未来がある」。そのミスから多くの学びを得る。小さなミスよりも取り返しのつかない大きなミス。しかも自分が正しいと思って行った結果のミスだから、誰のせいでもなく自分自身のせいだ。
そこから沢山学び、何度も繰り返して、より研ぎ澄まされた素晴らしい感覚を身に付ければいい。失敗しようと、成功しようとそこに未来があることは間違いない。そして、それを良いものに変えるかは、自分次第だ。
もっと言えば、別にその心の声に従わなくたって、そこに未来はある。そして、それを良いもののにするも、悪いものにするもすべては自分次第だ。
そこに未来がある