やり切るまで手を離すな
たいていの人はまだ序の口で、
いよいよこれからが本番だという時に、
自分の田んぼを放置して、
人の田んぼの雑草を取りたがるのです。
人の田んぼの雑草を取るというのなら、
まだいい方かもしれません。
一番多いのは、人が懸命に雑草を取っている姿を傍観して、
その取り方がいいとか悪いとか、批判ばかりしている人です。
まずは自分が今いるところからはじめましょう。
人生の喜びを十分に味わうために。
引用:覚悟の磨き方 超訳:吉田松陰 編訳:池田貴将P-029
隣の芝生が青く見えるとよく言いますが、
人は誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
特に、今のコロナの様に苦しい環境に追い込まれれば、追い込まれるほどに、
今の自分の環境はあたかも最悪の様に感じ、
隣の国や人のビジネスをうらやましく思います。
「集団免疫戦略と謳って経済活動できるなんて北欧はいいな~」
「日本自粛規制とか言いながら、あくまで自粛かよ。」
「台湾は、もうほとんどコロナの影響受けてないのか~」
「それに比べて、シンガポールは…。5月7日までのサーキッドブレーカーは6月1日までに延長。しかも、解除は3段階で、僕らのビジネスは第三フェーズ。ここからまた数か月先かもしれない。こんなんで、生き残れる企業はあるのかよ。あー。良いな。エッセンシャルサービスは。なんで俺達ばっかり。。。」
苦しいと様々な負の感情がこみ上げてきます。それに加えて基本的にはまだまだ外出禁止。さらにストレスが溜まります。そしてたまに爆発します。
「あーーーー。やってらえるか。日本帰りてー。仕事なんてしてられるか。よくわかんねーけど、腹減った。」とにかく言いたいことをぶちまけます。完全にキチガイです。でもよかった。僕の家には幸い2人の同居人がいます。話を聞いてくれます。黙って、笑ってみててくれます。
そして、少し経つと…
「文句言ったって変わんないよ。今いるところで頑張ろう。苦しいのはみんな変わらない。同居人がいるだけ幸せだな。」という気持ちがこみ上げてきます。
今こうしてブログを書いているのも、ストレス発散の1つです。
どこかに吐き出さなければやってられない。
そして、こうやって負の気持ちを吐き出し切ると、「さあ!いっちょやったるか!」と切り替えられる。
この経験は何にも代えがたい、最高の経験である。
以前上司に言われました、
「渡されたカードで戦うしかない」
人のカードをうらやんでも、環境を恨んでもしょうがない。
今あるものの力を最大限に発揮します。まずは自分自身から。
「毎日死にそうになりながら、高校生活を部活に捧げ切ったじゃないか。みんなに無理だと思われても、サッカー選手になったじゃないか。きっと今回も乗り越えられる。1年後には笑ってられる。だから今を踏ん張ろう。」
だから、
やり切るまで手を離すな
Tom