ざっくり読むための見出し
真剣にかつ楽しくシンガポールで社会人サッカーをするならFC Nippon
FC Nipponってこんなチーム
基本情報
- 所属人数:50人くらい(グループライン)
- アクティブメンバー:20人前後
- 練習日:毎週木曜日 20:00~
- 場所:Turf City Premier Pitch
- 試合:基本土曜日のお昼過ぎ
- ホームページ:http://www.geocities.jp/fcnipponowner/
チームに参加して4カ月ですが、そんな新参者だからこそ気づけることや見えてるものがあると思うので偉そうに「こんなチーム」って語っちゃおうと思います。(笑)
第一印象は…「練習しんどっ!!!」でした。(笑)そらそうですよね、1年間なーんにもやってなかった人間が急にサッカーなんて始めたわけですから。でもそれくらい結構真剣に練習を行っています。毎週木曜日の21時から1時間と非常に限られた時間です。それだけしかできないからこそ、濃いものをということでガッツり汗かいて、息が上がるくらいまで上げてます。
つまりそれくらいサッカーが好きな人が多いです。本当に4カ月いてすごく感じることは、みんなめちゃくちゃサッカーが好きです。練習中はもちろんですが、お酒を飲んでいてもサッカーの話。前の試合を振り返り、練習内容を話し合い、戦術や課題の改善を話しています。
気になるチームの強さを数値化(10段階評価)してみると、
- 攻撃力:6
- 守備力:4
- スピード:7
- 体力:6
- チームワーク:6
- フィジカル:3
こんな感じ?!(笑)そうは言ってもレベルは、高め?かと思います。元々大学までバリバリやってました~!なんて人もいれば、先日は元Jリーガーまで来てました。(笑)一方で、サークル上がりの人もいるし、名門高校でやっていたにも関わらず怪我を理由に大学は、サーフィンなどに明け暮れ、体重激増して加入してきたなんて人もいます。やるからには真剣に!という感じなので、それぞれのレベルで全力尽くして、ベストを作ろうとしているチームです。
リーグにも所属し、毎週活動し、チームのマッチレポートまで書かれます。本当に、サッカーが大好きでやるからには、真剣に!そんなメンバーが集まっています。
最新のAIカメラVeoで試合分析
最近(2023年5月現在)話題のAIカメラVeoをご存じですか?
通常であればサッカーの試合を1試合撮影するとなると、カメラをセットして、1人がつきっきりでボールを追いかけて撮影するのが一般的ですよね。
そうやって撮影しても高いところがないと全体がうまく映らない。ボールを追いかけていても追い切れずにたまに見切れることがある。手動で撮影なのでぶれる。録画ボタンを押し忘れた。その後のデータの共有や保存が大変…。などなど沢山の課題がありますよね。
そんな悩みを1発で改善したのがこのAIカメラVeoです。
7mくらいの三脚にカメラを取り付けて録画ボタンを押すだけで1試合を通して自動でボールを追いかけて撮影してくれます。しかもクラウドでチームへの共有も簡単。自動で得点シーンなどを切り取ってくれているのでそのシーンだけ見ることもできる。勝手に分析機能も入っているのでcornerキックの数などは自動でカウントしてくれる。めちゃくちゃ優れモノです。
そんな便利なVeoを使って試合を撮影し、試合後に共有して振り返れるようにしています。もう20年以上サッカーしてきましたがこうして自分のプレーを改めてみることでまだまだうまくなれる気がします。
Veoで撮影した動画のサンプル(得点シーン)
国の威信をかけて戦う Cosmo League
こんなサッカーに熱いメンバーが所属しているのはシンガポールのアマチュアサッカーの最高峰リーグ「Cosmo League」です。
日本だと各都道府県リーグ、関東や関西等の地域リーグ、JFL、Jリーグと階級が明確に存在し、毎年昇格や降格が行われています。しかし、シンガポールは国が狭いことなどが影響してかこういったピラミッドがしっかりと存在していません。プロリーグには日系のアルビレックス新潟シンガポールが存在するSリーグがあるだけで、そこには昇格も降格もありません。ただNFLという、セミプロリーグがその下に位置しています。
後はたくさんのアマチュアサッカーチームが、様々なリーグを構成し、自分に合うチームやリーグを探して、時には複数チームに所属してサッカーを続けているのがシンガポールの社会人サッカー事情です。(多分w)その中の1つであり、アマチュアの最高峰のリーグだといわれているのがFC Nipponも参加している「Cosmo League」です。
Cosmo(宇宙)という名前はちょっと壮大ですが、基本的には各国籍毎にチームが構成(複数混在しているチームもあり)された、12チームのリーグで戦っています。まさに国の威信をかけて戦っているわけです。つまりFC Nipponはまさにシンガポールに在籍する社会人の日本代表です。(ということにしときます。(笑))
でもこういったリーグはなかなか日本では味わえないリーグで、以前僕が所属していたオーストラリアでもこういったリーグが存在していました。まさに移民を受け入れた他民族国家だからこそ体験できるリーグです。せっかく海外に来てサッカーをするのだから、こういったリーグでできるのは非常にいい経験だなと思いつつ、ちょっと日の丸を背負う気持ちで、屈強な外国人たちと戦っています。
敵チームには元レアルユースなんて強者もいたりで非常にエキサイティングな試合を毎試合繰り広げています。
駐在員としての社会人サッカーの楽しみ
日本で社会人としてサッカーをやるのもそうなのかもしれませんが、やはり学生時代やプロとは違った難しさがあります。それぞれが仕事を持っており、毎週練習や試合に来れるとは限らない。常にフルメンバーで戦えるわけでもない。しかも、結婚されている人や、お子さんがいる人も多く、家族の行事や事情にも大きく左右される。様々な外的要因にさらされながら、ちょっと肩身狭く、でもサッカーを続けている人がほとんどです。
そんな貴重な時間を割いて試合に来たからこそ、1分でも多く試合に出たいし、できる事なら勝ちたい。そんないろんな思いを持って、家庭・チーム・仕事のバランスを取りながらサッカーに取り組んでいます。だからこそコミュニケーションが大切だし、1回1回の練習が非常に重要です。貴重な時間を割いて集まっているのだから、少しでも内容のあるものにしていくべきです。
しかも、日本とさらに違うのは、シンガポールに限ったことではありませんが、駐在員という形式柄非常に入れ替えが激しく、全く同じチームで2シーズン戦うことはできませんし、時にはシーズン中に主力選手を失うなんてこともあり得ます。実際に今月末でチームの主力メンバーを5人失ってしまいます。
でもそれとは別に新たなメンバーが加わってくれる可能性も常にあります。こうやってサッカーという競技を通して、新しい人と出会うことができるのは非常にいいことです。このチームに入らなければ決して出会うことがなかったであろう方々と、ボール1つで友達になれる。やっぱり、これがサッカーで得るべき一番の物ではないでしょうか。
まとめ
改めてまたこういうチームで楽しくも、真剣にサッカーができる環境があるのは非常に嬉しいです。
加入後着々と勝ち点を積み重ねてきましたが、ドイツ系のチームに先日は大敗を期しました。また気を引き締めて練習から取り組んでいきます。常にチームメイトは募集中です。是非興味がある方はチームのホームページよりご連絡をお願い致します!!
http://www.geocities.jp/fcnipponowner/
Tom Yoshida
チームスポンサー
イタリアンレストラン「Luka」