どうも!

「人の記憶の片隅に残るような人になりたい」

そんな思いを持って生きております。

トムです。シンガポールのドクターストレッチ サンテック店で働いています。

 

最近ちょっと読書のペース落ちていたんですが、この本はすごい勢いで読み終わったので投稿です。

「東大から刑務所へ」を読んで感じた事

簡単なあらすじ

作者:堀江貴文(東大出身の実業家)・井川意高(東大出身の大王製紙前会長)

2人は年や学部は違えど日本で1番頭のいい大学とされる東京大学出身。

ただそこまでの境遇は大きく違う。

九州の田舎の平凡な家庭に育った堀江さんに対し、井川さんは大王製紙を継ぐ使命を授かり育てられる。

 

そんな2人のもう1つの共通点は、「刑務所」。

フジテレビ買収などで一躍テレビで取りだたされ、注目を集めたライブドア。その代表をしていた堀江さんは、証券取引法違反の疑いで逮捕される。

これが世間に広まったライブドア事件である。

一方で井川さんは、大王製紙の代表となるが、108億円以上ものお金をカジノで使い、特別背任容疑で逮捕、刑務所へ入ることとなった。

特別背任容疑とは、

組織の幹部など組織運営に重要な役割を果たしている者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は組織に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該組織に財産上の損害を加えたときに成立する。(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/特別背任罪)

 

この2人の刑務所に入るまでの生活から、刑務所内、そしてその後の生活が2人の対談形式で書かれている。

 

この本を読んで感じた事

今を全力で生きる以外に何もない

この本の作者である2人は「刑務所」に入ったということは少なからず法を犯した。

しかし、この本で一番印象に残った言葉がすべてを物語っている。

「人間万事塞翁が馬」

意味:

人の幸運や、不幸は変転し、予想ができない事 のたとえ

である。

 

世の中にこの2人以上に悪事を働いているにも関わらず、なんの罰も受けていない者はたくさんいるはずだ。

しかし、ほんの小さな不運によって刑に処されたり、時には命を失ってしまう者すらいる。

自分の幸・不幸など予測ができないものである。

 

だからこそ、毎日を全力で、自分が信ずる道で生きたい。

堀江さんも現に今、民間ロケットを飛ばし、数百万円で宇宙旅行ができる世の中を作ろうと取り組んでいる。

結局自分の人生などどうなるかわからないのだから、無駄なことに費やしている時間などないのだと思った。

 

人の記憶というのはいい加減なもの

堀江さんも井川さんも言われていたが、基本的に「忘れられる」のがひとである。

堀江さんは「ライブドア事件」で歴史に名を刻んだかもしれないが、多くの人はすでに忘れ、今ではテレビのコメンテーターとしてテレビにも出演している。

また井川さんも当時は大きなニュースとなったが今では多くの人がすでに忘れてしまっているだろう。

結局記憶とはそんなもので、都合のいいように書き換えられてしまう。

 

でもどうせ生きるのであれば「あの人誰だっけ?」と言われるような人生は送りたくない。

常に記憶を更新し、新しい記憶や、イメージを与えられる自分を確立していきたい。

 

現にライブドア事件の直後は、「ホリエモンって悪い人なんだ!」と思っていたが、今は毎日ツイッターなどで個人の意見を発信し、それが非常に面白く僕自身かなり好印象の人物だ。というよりも、気になる人物である。

一体僕は周りからどう思われているのだろう。

「周りからの見られ方は気にしない」という言葉も聞くが、結局人は1人では生きていくことはできない。

刑務所の話を読んでても、面会できない、孤立した世界。自分の最低限の生活は確保されている。

そんな生活はまっぴらごめんである。

人と生きていくからこそ、「周りに自分がどんな影響を与えているのか」。

そして「どんな影響を与えたいのか」は考えて生きていきたい。

 

まとめ

最近読んでいたほんとは少し違い、斜め読みでさらさらと読んでしまった。

これを読んで一番思ったのはライブドア事件ちょっと勉強してみようかな!

まだまだ社会の何も知らない。

 

もっともっと歴史を学び、社会を知って生きていきたい。

そう考えると、大学生という存分に勉強できる貴重な機会を無駄に過ごしてしまったなとすごく思う。

悔やんでもしょうがない。

まだまだ若い。今からたくさん学び勉強しよう。

 

とりあえず、漫画キングダムから中国史でも学ぼうかな。(笑)

 

本日もありがとうございました。

Tom Yoshida

2 件のコメント

  • Tomさん、
    いつも、blogを読みながら、色々と考えさせられています。
    堀江さんにしても井川さんにしても、結局、潰されてしまったのだろうというのが、当時、私が抱いた感想。
    日本の社会では「出る杭は打たれる」。企業会計は非常に複雑。会社が急成長を遂げている最中だったり、組織が大きかったりすると、大変にわかりにくい。堀江さんの場合は、東証一部上場を狙えるところまで、売上高を上げることを急ぎすぎたが故のこと。井川さんの場合は、目に余る豪遊を繰り返したが故のしっぺ返し。多分、目立たない存在だったら、東京地検特捜部が動くような事件にまで発展することはなかったのだろうと思う。

    ところで、最近、私が感銘を受けたWebの記事を紹介します。
    どちらも、プロクラブチームの経営にかかわるもの。「餅は餅屋」ともいうが、ビジネスマインドをしっかり持っている人がクラブチームを経営するだけで、これほどまでに変わるものかという印象。

    1つは、サッカーに関連する記事。
    http://biz-journal.jp/2017/11/post_21445.html
    J1への昇格を決めた、V・ファーレン長崎。クラブチームの社長は、ジャパネットたかたの前の社長の高田明さん、就任1年でクラブチームの経営を立て直し、また、選手をがっちりと支え、見事結果を出した。
    「スポーツを通してみんなを元気にする。ビジネスもそう。人を幸せにすることを起点に考えれば難しくない。」

    2つ目は、Vリーグ(バスケ)に関するもの。
    https://azrena.com/post/8876/
    https://azrena.com/post/8880/
    千葉ジェッツふなばしを率いる島田さんの記事です。
    「スポーツ界を稼げる産業に!千葉ジェッツを躍進させた」

    そういえば、Jリーグの村田チェアマンも、ビジネス畑の出身(リクルートの子会社の社長からの転身だったと思う。)収入を増やすための施策を打ち、今年、悲願の初優勝を遂げたフロンターレ川崎が手にする賞金総額がようやく20憶円を上回った。(私が個人的に応援するチームは、5位に終わり、多分、5憶円程度)。一方、プロ野球の契約更改で、年俸の額が数億だと報じられている。Jリーグも25年を経てまだまだだけれども、ようやく、経営者がきちんと経営しだしたような印象。

    10台後半から20代で夢破れ、道半ばでサッカーから他の道へ転身していかざるを得ない、果敢な若者が新しい夢を抱き、飛翔していけるような環境にはまだ至らないものの、そのような若者を社会からはじき出さず、むしろ、積極的に活躍の場を提供していけるような社会になっていくよう、私の立場でできることを積極的にやっていきたいものだと思っている。(経営的な才覚はないが、そのような若者を支えていけるだけの「心」は持っているつもりなので。)

    脈絡のない文章、ご容赦ください。

    • いつもコメントありがとうございます。
      昨日のブログにこちらの記事で感じたことを書かせていただきました。
      すごく良い視点で勉強になりました。

  • ABOUTこの記事をかいた人

    元サッカーバカ。なんでか知らないけどめちゃくちゃ楽しい人生歩んでます。 僕の考え方や発言に対する賛成反対を含めどんな意見も受け付け中! フェイスブックもフォローよろしくお願いします。
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